上京する時に書いたウタです。なので2002年だと思います。
俺はほんとにごちゃごちゃと考える野郎でした。(今もか・・笑)
文字通りごちゃごちゃとあれこれ考えるんです。その思考をたどってそのまま紙に落として、少し整えました。
とにかく”行こう。さあ行こう。”という気持ちだったのです、あのころも。
さあ行こう/吉田あきら
朝を待つだけの くだらない夜は
くだらないことばかり 思い描いて・・・
『空の色 海の匂い 山の音が
灰色に染められてゆくなんて・・・』
忘れてく 枯れてゆく 心のかけらを
つぎ足しては歌にして遊んでる
『明日の不安くらい、誰にでもあるんだよ
足りないものなんて 何一つないんだよ』
流れる星を 見上げていたら
真昼の白い月を 思い出してしまった
満たされてばかりでも 悪いことじゃない
それでも人を傷つけて また傷を背負う
なのに君だけは いつも素敵で
僕の嘆きを 気づきもしないで
ただこの今を君らしく 君なりに歩いてる
そんな君で こんな僕を飾ったとしても
穏やかな朝の日差しは迷うことなく
やさしく僕の寝顔を 触ってくれる
タバコ臭い指で 頭をかきむしり
昨日の影たちを アスファルトに捨てよう
さあ行こう
昨日の影たちをアスファルトに捨てよう!さあ行こう!!
というフレーズが気に入っています。
2015年5月2日収録。ウタとギターの同時録音(弾き語り)。1テイク目を採用。ガットギター(西野春平)。
24歳か25歳の頃、井の頭公園でこの歌の練習をしていました。ベンチに座り、池に向かって。そしてふと振り返ったら人だかりができていて驚いたことがあります。嬉しかった。