【カポタスト論】ペイジカポ(PAIGE CAPO)、レビューします。

ギターを弾くときに使用するアイテムがカポタスト。

先日、「ペイジカポ」という名のカポタストを購入したのでレビューします。


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カポタストとは


ギターのネックに装着する定番アイテムです。

カポタストは実に便利なアイテムで、

  1. 音程を高くしたり(キーを変えたり)、
  2. 難しいコードをカンタンに押さえることができたり(Fに悩むコトもなく)、
  3. 少し違った響きを奏でることができたり、

などなどが可能です。

ギタリストなら誰もが持っている、と言っていいかもしれません。

カポタストは通称「カポ」と呼ばれていて、さまざまな種類のカポが販売されています。

「カポが欲しいけど、種類がたくさんあって迷っちゃう」

ってなヒトや、

「今使っているカポ、なんかしっくりこない」

けど、なんとなくずーっと使い続けている・・・ってなヒトも少なくないのでは??

 

カポタストざっと6タイプ

カポはカポでも、さまざまな種類のカポが存在します。

それぞれ素材やデザインや重さ、使い方などが違います。

 

1.挟むカポ


まーまー定番のカポです。

ボクはKYSER(カイザー)というメーカーのヤツを長く所有しています。

今までに何個買い替えてきたかしら。

ギター弾き語り女子のほとんどがこのタイプでは??(偏見です。)

とても便利で使いやすいカポですね。

カポを使わないときは、ヘッドに挟んでおくことができます。

が、

「見た目がダサい」

という理由でコレを嫌がるヒトもいるとか、いないとか。

 

ビグスビーが装着されているギターの弦交換には必須のカポ

ボクのレスポールにはビグスビーが装着されています。

ビグスビーが装着されているギターは見た目も使い勝手もサイコーですが、問題はチューニング/ピッチの甘さと弦交換時の難しさです。

チューニング/ピッチを安定させるには、プロエンジニアの力量に頼ってセッティングを行うべきだと思います。

そして弦交換時はカイザーのような挟むタイプのカポを”利用”すれば、ストレスなく行えるのではないでしょうか。

 

2.ガチャってするカポ


ボクが20年以上使い続けているコレらは、シャブのカポです。

シャブカポです。

名前柄、使用するとラリってしまうカポです。

ストーンズのキースやクラプトンが使っている写真を見て、

「ボクもコレにしよう。。」

と思って選びました。

シャブはシャブでも、いろんなタイプのシャブがあって、「そんなたくさん、いる??」って思いますよね。

ボクもボクで3種類のシャブカポを所有しています。

アコギ用、ガット用、ストラト用で使い分けている・・・のであります。

それぞれ、

  1. 幅が違う
  2. R角が違う
  3. 重さ(素材)が違う

という違いがあります。

 

3.ギュッてするカポ


スタイリッシュで、そこそこ高額なカポでお馴染みのG7TH(ジーセブンス)は、ネックに装着して、上からギュッて押さえ込んで使用するタイプのカポです。

フックをカチャとやれば、カチャっと外すことができるので便利かもしれません。

最初は頼りない感じがしますが、しっかりと役目は果たしてくれます。

ボクもかつて使用していました。(なんか、ポルシェデザイン云々と広告されていて、かっこいいな・・と思ったのです当時。)

でもすぐに壊してしまいました。

 

4.ギュギュギュッてするカポ


後ろからネジでギュギュギュッと締め付けるタイプのカポタスト。

PLANET WAVES (プラネットウェイブス)やヤマハのカポ、今回当ブログで紹介するボクのペイジカポがコレですね。

すべての弦を均等の強さで押さえることができるので、もっともピッチが安定するタイプのカポなのではないかと思っています。

 

5.コロコロってできるカポ


「曲中、瞬時に転調させたい!」

というヒトには、GLIDER(グライダー)が必須アイテムかと。

ライブなどでは威力を発揮してくれるでしょうね。

歌伴するときはこっそり用意しておきたいなーって思います。

 

6.小さなカポ


「6弦と5弦の、2本だけを押さえたい!」

というマニアックな方が使用するカポ。

変則チューニングの達人は、コレを駆使して考えられないフレーズを奏でてくれます。

 

ペイジカポを選んだ理由

ペイジカポ/paige capo

数多くあるカポの中から、なぜペイジカポ/PAIGE CAPOを選んだのか。

その理由を(こじつけも含め)記したいと思います。

 

理由1.使ったことのないカポを使ってみたくなったから


ギター歴が無駄に長いボクです。

なので、それなりのカポを使用したり所持・所有したりしてきました。

しかし、

「へー、こんなカポもあるんや。」

といったカポの中から、

「使ってみたいな。買ってみようかな。」

と思ったのが、このペイジカポであります。

 

理由2.オープンチューニングを安定させたかったから


ボクはギターが大好きです。

エレキもアコギも大好きです。

アンプやエフェクターなど、たくさん試してきました。

が、今まで”ソレ”で曲を作ったことがありません。

ライブで”ソレ”を披露したことがありません。

その”ソレ”とはどれ??

”ソレ”とは、オープンチューニング(変則チューニング)です。

もちろんその存在も、チューニング方法も知ってます。

キースがオープンGでロックしていることは(ギターの6弦を外していることも!!)、30年前から知っています。

何度もキースの真似をして遊んだことがあります。

でも。

自分の曲にオープンチューニングは出てこない。

このところのボクは、

『試していないことを試したいモード』

です。

なので。

オープンチューニングをモノにして、曲を作ろうと勤しんでおります。

オープンチューニングでギターを弾くとき、やはりカポは必需品。

カポがないと自由に演奏できません。

ということで。

所有しているカイザー&シャブを使用するのですが。

どうもピッチが安定しない。

なんだか頼りない。

ような気がして仕方ない!

ピッチを安定させるために、程よい強さで均等に押さえられそうなヤツは・・・

ということで、色々と探して調べて、今回ペイジカポを選んだのであります。

実際に使用して確認しましたが、ペイジカポのチューニング安定レベルは、今まで使用してきたカポのなかで最も高いと感じました。

 

理由3.ギターの本数が増えたから


コロナ禍である2020年。

ボクは新しいギターを3本(も!)ゲットしました。

「やったんぞ。」

な気分だったのです。

ギター1本につきカポ1個!

は必要ありませんが、

「ギターが増えたので、記念にカポを新調したくなる。」

という、ただの物欲正当化のために、ペイジカポを購入したと言っても、あながち嘘ではありません。

 

理由4.見た目が美しいから


カポタストのロールスロイス・・・なんて言われているカポタストに『マッキーニーカポ』ってのがあるのをご存知ですか?。

■参考サイト
https://www.dolphin-gt.co.jp/%E6%A4%9C%E8%A8%BC%EF%BC%81%E9%AB%98%E3%81%84%E3%82%AB%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%88/

そのマッキーニーカポを復刻させているのが、エリオット/Elliott Caposなんだとか。

たしかに、マッキーニーカポは美しい。

それでいて、マッキーニーカポはあまりにも高額。

ボクごときのブルースに”万単位”のカポはいらない。

なによりふさわしくない。

でも、たしかにたしかに、美しいと思う!!

ってなボクにペイジカポはピッタリ。

高額ではないが、マッキーニーカポのような美しさがある。

モノを愛用する上で、機能性と同じくらい”美”を大切にすることは極めて重要なのであります。

 

ペイジカポの使い方

写真を見てください。

ペイジカポは、『斜め』からネックに入れます。

そして後ろのネジを締めて、しっかりと固定させて使用します。

装着するときは、ネックを傷つけないようにそーっと行う必要があるでしょう。

カイザーやシャブのように、ささーっと装着はできません。

が。

一度装着してしまうと便利です。

カポを使用しないときは”ゼロフレット”にスライドさせれば良いのであります。

 

ゼロフレットに装着できる


これはとても便利です。

カポの紛失を防ぐ、という意味でも実に素晴らしい。

(カポ、なくしたことあるでしょ?そして、今使ってるカポ、どっかのライブハウスから借りパクしたままっしょ??)

 

ペイジカポの種類

「なんでそんな、たくさん種類を作るん?」

と思わせるのがカポ業界。

「どれもこれも、1つでイケるようにしてくれよ!」

と、思いますが、まーそれは、

「なー。なんでそんなギターいるん?」

なハナシと似ているのかもしれませんね。

1.クイックリリースあり

ボクが購入したペイジカポは、『PC-6』ってやつです。


PAIGE CAPO ( ペイジカポ ) / PC-6

これは、クイックリリースが装備されているやつです。

「カタンっ」と、外すことができるのがクイックリリースです。

便利っちゃ便利・・・ですが。

なくてもいいかもしれません。

ないほうがシンプルでおしゃれかもしれません。

 

2.クイックリリースなし

PAIGE CAPO ( ペイジカポ ) / P-6Eってやつは、そのクイックリリースがついていないタイプのやつ。

やっぱ、シンプルなデザインでおしゃれだと思います。

消耗品であるゴムは交換できるようですが、劣化があるとはいえ、まー相当長く使えるんじゃーないでしょうか。

 

3.クラシックギター用

クラシックギターには、PAIGE CAPO ( ペイジカポ ) /PC-6CLを購入しましょう。

ボクが購入したヤツだと、

このように”幅”が足りなくて、装着できません。

 

4.ニッケル・サテンカラー

PAIGE CAPO ( ペイジカポ ) /PC-6N(ニッケル・サテンカラー)という、違ったカラーのやつもあるようです。

 

5.幅めちゃ広い!

カポを11フレットに装着したい!というマニアックなギタリストなら、PAIGE CAPO ( ペイジカポ ) /PC-6W(ワイドタイプ)がおすすめ。

幅が57.15mmあるそうなので、じゅーぶんでしょう。

 

6.エレキ用

エレキギター用としてPAIGE CAPO ( ペイジカポ ) /P-6E-Zってのがあるようです。

 

7.12弦ギター用

また、12弦ギター用にPAIGE CAPO ( ペイジカポ ) /P-12Eがありますね。

 

カポの使い方は、エレキとアコギとでは違うの??

エレキとアコギとでは、カポの使い方は違うのでしょうか?

結論としては、同じです。

が。

ぎゅっとする〝強さ〟は変えています。

やはりアコギで使用する場合は、アコギ弦のテンションが強いので、わりとしっかりめにぎゅっとします。

エレキで使用する場合は、チューニング/ピッチが狂ってしまわないように気を付けながら、適度な強さでギュっとするようにしています。

まーでもでも。

ギターのチューニング/ピッチに関しては、あまり神経質になる必要はないのかもしれません。

そもそもチューニング/ピッチが曖昧な楽器なのですよ、ギターなんてもんは。

 

カポのせいで、EやB7が押さえにくい・・・???

カポを装着すると、EやB7のコードを押さえるときにカポに当たる・・。

という話は有名です。

フレットと平行に付けると、手がカポに当たってしまいます。

なので、写真のように『ナナメ』にすると良いか・・・と思いますね。

つまり、

『1弦側を、フレットから少し離して装着する』

であります。

 

【まとめ】ペイジカポのお気に入りポイント


と、いうことで。

なんだかんだでペイジカポ、おすすめしたくなっているので、ボクのお気に入りポイントをカンタンにまとめます。

 

■お気に入りポイント1.チューニングが安定する

各弦をまっすぐ均等に押さえることができる、と断言できるでしょう。

かつ、押さえる強さを程よく調整できるところが良いです。

現在使用しているカポで、ピッチが気になっている方はペイジカポを試してみては・・・??

 

■お気に入りポイント2.ルックスがイケてる

もちろん好みがあるのでアレですが、ボクはこの「細さ」と「曲線」が好きです。

使用しないときはゼロフレットに装着できるってのも、おしゃれに感じます。

 

■お気に入りポイント3.高額すぎない

個人的に、カポを所有するうえで最も注意しなければならないこと。

それは紛失です。

過去に何個なくしたかわかりません。

アッという間に失くしてしまいます。

カポは高額であってはならないのです。

傘やZIPPO、マネークリップとかもそうです。

失くしちゃうんですからー。

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カポで音質が変わる・・・だと!?!?

「カポによって明らかに音質が変わる!」

という、脅威的な聴力をひけらかす記事をいくつか見ました。

サウンドハウスのレビューにもいくつか散見されます。

ほんまかいな。

カポ・・・で??

そんなはずないで。

だが、試してみないとわからない。

ちょうどボクの手元に3つの異なるカポがあるってことですし。

じゃ、ちょいとやってみますか。

※実験結果は後日当ブログにて。お楽しみに!

※※ちなみに・・・。

ギターになんて全く興味ありません、な一般人さんにて聴感上の実験をした結果・・・、なんと!

確かに”音”が違って聴こえるという意見・感想が100パーセントでありました。

 

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