DIZENGOFF AUDIOというブランドの、素晴らしいマイクプリアンプをいただきました。
はじめて使って、はじめてその音を聞いた時は、はじめてグランドキャニオンとコロラド川を見た時と同じくらいの感動がありました。
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真空管マイクプリアンプ
歌のレコーディング時には、もちろんマイクを使います。
マイクに向かって歌を歌い、その歌はPC/Macに入っていきます。
その、マイクとPC/Macの間にカマすとサイコーなヤツが、マイクプリアンプ。
マイクプリアンプは様々なメーカーから様々なタイプ・価格のモノがリリースされていますが。
真空管が入った、いわゆる「えーヤツ」は、レコーディングした歌をとてもとてもえー感じにしてくれます。
やっぱ、アウトボードはえーなあ!
アウトボードは楽しい
ケーブルやシールドを差し込んで、ツマミやダイヤルをいじって、メーターの動きを見てセッティングするアウトボード。
”操っている感”があり、よりリアルに音と戯れることができるアウトボード。
素材のグレードや真空管などのパーツによってサウンドが変わります。
ネジでフタを開けて、真空管を交換したり。
電源ケーブルをグレードアップしたり。
ああ、楽しいアウトボード!
無駄に場所を取り、無駄に故障し、それでもやっぱりアウトボードはアウトボード。
ああ。
アウトボードは楽しい!
プラグインソフトは楽しい
名機、と言われるアウトボードをバーチャルに楽しむことができるプラグインソフト。
実機で1000万円くらいすると言われているモノも、プラグインソフトだと手軽に購入することができる時代です。
名機、と言われる実機を実際に販売しているメーカーも、プラグインソフトを販売しています。
なので、
「この時代、アウトボードはいらないね。プラグインでじゅーぶん!」
という人も多くいるでしょう。
俺はCubase純正のやつ、WAVESのやつ、Native InstrumentsのKompleteのやつ、などなどのプラグインを激しく使っています。
そもそも、アウトボード(実機)とプラグインの優劣を比較すること自体が超絶ナンセンスですし、自分なりのバランスで、そのどちらも使って楽しめばいいじゃないか、と思うのですが。
やはり、歌やギター(エレキ・アコギ・ガットなど)をメインに扱う俺の耳には、アウトボード(実機)が断然『良い!』と感じます。
そう、『良い!』と感じるのです。
マイク→マイクプリアンプ→コンプレッサー掛け録り
を自宅レコーディングした時、膝から崩れ落ちるくらい感動しました。
「やっぱプラグインとは全然違う。プラグインの音は音に過ぎず、実機(アウトボード)で録音した音は”音楽”だ。」
と思いました。
だから。
俺はもちろんこれからも用途に応じてプラグインソフトを使うけど、自分の歌とギターの”魅力”をより確かなものにしてくれるアウトボードを少しずつ揃えていきたいと思っています。
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アウトボードかプラグインかで迷ったら・・・
ネットや雑誌などから得られる情報の多くは、必要ではありません。
「こんな機材出ました!サイコーです!」
「こんなプラグインあります!使ってみましょう!」
などなど。
それらはメーカー側の思惑であったり、アフィリエイターの思惑であったり。
アウトボードかプラグインかで迷ったら、
「好きなほうをどうぞ!」
でOKであります。
それは食事やファッションの好みと同じようなものです。
がっつりメイクするのが好きな人もいれば、すっぴんが好きな人もいる。
マヨネーズをたっぷりかけて食べるのが好きな人もいれば、塩こしょうだけで食べるのが好きな人もいる。
レンチンでささっと食事を済ませたい人もいれば、じっくりコトコト煮込みたい人もいる。
それぞれの好みです。
アウトボードに囲まれたプライベートスタジオでレコーディングするってことに憧れるのも素敵やし、様々なプラグインをいじって音色の変化を楽しみながらレコーディングするのも素敵です。
決まりごとなんてない
音楽制作やレコーディングに決まりごとはありません。
好きなようにやっていいのです。
「憧れのあの人のように・・・」
と、誰かを参考にするのも大切ですが、もっと大切なのは自分にしかない「直感」です。
巷にあふれ返っている情報は、「直感」をことごとく邪魔してくるものがとても多いです。
気をつけよーぜ、お互いに。
最新のDAWソフトを使って制作するもよし、ラジカセとアコギだけで制作するもよし。
要は楽しんで音楽を作ることができて、その音楽を聞いたリスナーが感動すれば「すべておっけー!」です。
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