エレキもアコギもガットも。
ギターなら何でも好きですが、ここにきてウクレレがソレを上回る勢いです。
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暇つぶしにウクレレを衝動買い
数年前。
どうやら2013年の9月、のようです。
神戸で暮らしている時の、新宿での出来事のようです。
イシバシ楽器に立ち寄った時。
中古の安いウクレレを見かけ、
「ちょっと弾いてみたいな。暇つぶしになるかもな。」
ということで衝動買いしました。
ウクレレのコードフォーム表を見ながらポロンポロン遊んでましたが、
「ギターほど面白くないな」
と思って、あまり弾かずにケースに入れっぱなしにすることが多くなりました。
初心を思い出すことができた!
最近。
自分の部屋にある、「不必要なもの」をメルカリにどしどし出品するというマイブームがあり、ウクレレもその対象となりかけました。
弾いてないし、ケースに入れたままなのでインテリアにもなってないし。
今は必要ないかもしれないけど、音楽を続けていくのならいつかそのサウンドが必要とされる瞬間がくるかもしれない。
なので楽器や機材は手放さないほうが絶対にいい。
「ウクレレが必要となったら再び買えばいいか。」
「どうしても必要な時は借りることもできるし、なんとでもなるか・・・」
とも思いつつ、だからといって、そこまでしてウクレレを手放す必要も理由もない。
「ま、久しぶりにウクレレでも弾いてみるか・・・」
ということで。
ケースからウクレレを取り出してポロンポロンしてみました。
すると・・・。
なんと・・・。
ギターを弾き始めたあの頃の『新鮮な気持ち』がよみがえりました。
「鳴らしているだけで、あー楽しい!!」
という、あの頃の”初心”を思い出したのです。
さらに。
コード理論やトライアドの理解を試すことができる!
という新たな発見もあり、
「こんな小さな楽器なのに、面白い!ちょっと本気でモノにしたろか!」
と気合いが入ったのでした。
何よりも、
「気がつけば一日中ウクレレに没頭してしまった」
という事実がすべて。
夢中になって1日を過ごすことができるなんて、なんて幸せなことでしょうか。
ウクレレはギターを弾く人ならすぐ弾ける!
ウクレレは、ギターで言うトコロの
- カポ5フレット
- 4弦から1弦
で置き換えて弾くことができます。
ギターを弾かない人には「なんのこっちゃ??」ですが、ギターを弾く人にとっては
「なるほど!へえー!弾かせて!弾かせて!」
となるはずです。
と、考えてみると。
逆に、ウクレレを理解することで、
■ギターの5フレットから10フレットあたりで弾くコードワークやフレージングを多彩にするコツを身につけることができる
とも言えます。
うーん。
ムズカシイコトイッテマスネ、ワタシ。
まーとにかく。
ウクレレを学ぶことと、ギターを学ぶことは相互作用があるよ、ということです。
ウィンウィン(Win-Win)、ってヤツですよ。ええ。
ウクレレはメリットだらけ!
ギターを弾く人にとってウクレレは魅力に溢れ、メリットだらけだということを認めざるを得ません。
メリット①.ウクレレは小さくて軽い!
ギターに比べてウクレレは小さくて軽いです。
見比べたらすぐわかりますね。
ということは!
持ち運びがラクすぎるというメリットがあります。
「ギターの持ち運び問題」は永遠のテーマです。
デカいし重いし、濡らしたくないし・・・。
雨の日に徒歩や電車でギターを持ち運ぶのは億劫です。
しかしウクレレなら小さくて軽いので、バッグにポンと入れることができます。
ソフトケースやハードケースで持ち運ぶにしても、小さくて軽いのでモーレツにラクです。
ツアーなどで、電車で移動する場合。
スーツケースやギターケースは邪魔でしかありません。
ギターと比べてウクレレは小さくて軽いので、運搬にストレスがありません。
飛行機に乗る時も手荷物として機内に持ち込めるので安心です。
小さくて軽い。
これはウクレレの大きな大きなメリットです。
メリット②.ウクレレの音は小さい
ギターに比べてウクレレのボディは小さいので、ギターよりも音は小さいです。
音が小さいということは、夜中にポロンとやりたい時に家族や近隣住民を気にする必要はありません。
夜中に曲作りをする際、コードの響きを確かめたい時にウクレレはとても重宝します。
ちょっと歌ってみたくなったり、ちょっと「手持ち無沙汰」な時も、ウクレレの”小さな音”は何かと都合が良く、周りを気にせずに音を鳴らすことができます。
楽器として、ウクレレにも『豊かな鳴り』が欲しいと感じる瞬間があります。
でもそれをウクレレに求めるなら、「黙ってクラシックギターを弾いてろ!」って話です。
小さくて、コロンコロンとした音がウクレレの魅力です。
「サウンドの個性」を他の楽器と比べてどーすんの?、であります。
メリット③.弦が長持ちする
ウクレレの弦
弦が劣化しないので長持ちします。
弾く頻度や弾き方にもよると思いますが、趣味程度でウクレレを楽しむ方なら、1〜2年は弦交換しなくても良いのではないかしら・・・とも思います。
几帳面な方がマメに交換する、としても高価なものではないので、そこまで負担にはならないのではないでしょうか。
メリット④.ウクレレ本体は比較的低価格である
これ。
とても大きなメリットだと思います。
「これからウクレレをはじめてみたい!でも、続けられるか自信がない!」
という方は、10,000円以下のウクレレを購入すれば良いでしょう。
ギターでいう30万円クラスのクオリティのものは、ウクレレなら10万円前後で購入できるのではないか、と思います。
俺が使っているFAMOUS(フェイマス )のFS-5
俺は中古で購入しましたが、店頭で10,000yen(ケース付き)くらいだったと思います。
ウクレレはオールジャンル使える!
ウクレレのサウンドはハワイアンミュージックのためだけの楽器ではありません。
チャラリラーンとストロークするためだけの楽器でもありません。
歌謡曲を弾き語りする初心者のためだけの楽器なんかではありません。
クラシックもジャズもレゲエもボサノヴァも、なんでもかんでもウクレレで演奏することができます。
サウンドに特徴があるので、すべての楽曲にマッチするかどうかは別ですが、ソレを言い出せば、バイオリンだってトランペットだって同じこと。
ウクレレはウクレレであり、ウクレレだからと言ってジャンルを固定するのは想像力に欠けます。
ウクレレには大きく3種類のサイズがある
ウクレレは小さな楽器ですが、小さいながらも「ソプラノ(小)」「コンサート(中)」「テナー(大)」と3種類のサイズがあります。(もっとも大きなバリトンサイズもありますが・・・)
ウクレレのサイズが大きくなるにつれて、低音が豊かに響き、音の伸び(サスティーン)も増えます。
手の大きな方はソプラノサイズのウクレレは小さすぎて弾きにくく感じるかもしれません。
店頭でコンサートやテナーを抱きかかえてみることをおすすめします。
「ウクレレなんて弾いたことないし、どのサイズのウクレレを選べば良いかわからない!」
という方も、そう言わずにぜひぜひ抱きかかえてください。
そして直感を信じてください。
それでも「やっぱりわからない!」なら、予算と見た目で決めましょう。
「それでもやっぱり決められない!」
なら、コンサートサイズを選びましょう。
ウクレレらしいコロンとしたサウンドを楽しめるし、多くの人に馴染みやすいサイズだと思います。
ウクレレ最初の1本に迷うなら老舗国産メーカーFAMOUS(フェイマス)がおすすめ
俺が現在愛用しているウクレレはこれ。
ソプラノサイズのフェイマス(FAMOUS)です。
フェイマス(FAMOUS)は国産ウクレレメーカーとしてめっちゃんこ有名で定評があります。
まったく問題ありません。
俺がソプラノサイズのウクレレを選んだ理由は1つ。
「せっかくのウクレレなので、一番小さいやつにしよう!」
です。
豊かな鳴りとサスティーンを求めるなら、クラシックギターでじゅうぶんです。
音が小さく、サスティーンがなく、ソプラノサイズのウクレレにしか出せない「らしさ」を楽しもうと思って、ソプラノサイズにしました。
ウクレレの価格は様々です。
探せばハワイ製の、何十万もするヤツとか、アコギでおなじみマーティンの高いヤツとかあります。
「高いヤツでも、欲しければご自由にどうぞ。」
ですが、ウクレレの素晴らしさや楽しさを知るのなら、そこまで高価なウクレレは必要ないのではないでしょうか。
楽器として大切なポイントは、
- チューニングが安定している
- ネックとフレットがまっすぐで、ビビらない
- オーソドックス
だと思います。
その3つをすべてクリアしているのがフェイマス(FAMOUS)。
かゆいところはありません。
高くないし。
そして。
2本目が欲しくなった時は、そのフェイマス(FAMOUS)を軸に探すのが良いのでは、と思うのであります。
- 「フェイマス(FAMOUS)よりも低音が欲しい」
- 「フェイマス(FAMOUS)よりもネックが太めのウクレレが欲しい」
- 「今のフェイマス(FAMOUS)とは違うサイズのウクレレが欲しい」
などなど。
ショップの店員さんや先輩ウクレレプレーヤーと話す時も、
「わたし、フェイマス(FAMOUS)のウクレレ弾いてるんですけど、2本目欲しくなっちゃって・・・」
と言えば、
「フェイマス(FAMOUS)いいよね!でも、コレも素敵よ!こんなウクレレもおすすめよ!」
と、色々と教えてくれるはずです。
やっぱり欲しくなる!
今、俺が愛用しているフェイマス(FAMOUS)のウクレレは国産でソプラノサイズです。
いろんなウクレレを弾いてみたい!
より良いウクレレに出会いたい!
それはブランドや価格に限らず、です。
俺のガットギターは西野春平さんに作ってもらいました。
同じように、ウクレレ職人さんにウクレレを作ってほしい!とも思うし、本場ハワイで作られたウクレレを探しに行きたいという気持ちもあるし。
もちろんフェイマス(FAMOUS)のウクレレも好きやけど、やっぱり欲しくなるのです。
そういう感情を抱いているということもまた、幸せなことだなーと思います。