江崎掌
人生や音楽は勝ち負けじゃないし、優劣もない。
でも。
絶対負けないぞ!上等だ!かかってこい!!
そーゆースピリットを持つ男、俺は大好きです。
少なくなったよね、ケンカできる奴。
なんていうと、俺もおっさんになったなって言われるから、
これくらいにしとくけど。(某アーティストのMCパクリ)
丁寧に、不器用に、1つずつと向き合って、自らを研磨して生きる江崎掌。
彼はきっと今を、この瞬間を生きているのだろうが、俺は知っているよ。
これからもずっと、確かに輝く夢色の江崎掌を。
吉田あきら氏に出会った時、俺はこの世の全てに文句をつけて生きているような一般的な若者(笑)だった。
高円寺のライブハウスで出会い、対バンし、語り、モメた。
思い返すと、氏は若者の毒牙にわざとかかり、向き合おうとしてくれたように思う。
何年かかけて、何度か対バンをしたりギター談義をするうちに、音楽に対する正直さに共感を覚え、気兼ねなく話が出来る仲になった。
そんな良き先輩のニューアルバム発売を、嬉しく思う。
「ハナウタノシズク」からはじまるこのアルバムは、夜明け前の少し前、深い深い夜からはじまるように感じる。
たゆたい、うつろい、時に落ち込み、時に開きなおりながら、空が白むのを優しく待つ男の歌。
誰もが物思いにふける「夜明け前」という時間を、吉田あきらの正直な、真っ直ぐなうた達がそこへ寄り添っているようだ。
決して派手ではない、誰もが目にとめる訳ではない場所にあたる、あたたかなスポットライト。
この夜が明けて次の朝が来たなら、昨日より少しだけ軽快な一歩を踏み出せることだろう。
江崎掌
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