吉田あきらのライブスケジュールです。(仮)
- 場末のBarでブルースナイト。
- 都内の小さなライブハウスで弾き語りライブ。
- CLUB QUATTROでバンドライブ。
- Zeppでワンマンライブ。
- ジョンメイヤーの前座を弾き語りで@日本武道館
この順番は、『ライブ前日までに準備すべきことの量』『万全を期すためのメニュー量』に比例しています。
- たくさん効果的な練習したか?
- 最適化された宣伝広告はしたか?
- 衣装はバッチリか?
- ギターや機材のメンテはしたか? スペアはあるか?
- 音響・照明はバッチリか? 打ち合わせしたか?
- 体調は整っているか?睡眠は充分か?
- CDやグッズなどの物販は足りているか?
- 次につなげるためのフライヤーおよびアンケートは用意したか?
- 曲順、MCを覚えて、何度もゲネったか?
場末のバーでライブをやるときは、上記のようなことは考えないかもしれません。
呼ばれたので、ソコに行って、ギターを借りて歌う。みたいな。
でも、武道館でジョンメイヤーの前座に挑むときは、まさかそんな気持ちではないはずです。
上記の9項目はストイックすぎるかな?
でももし、俺が俺ではない他のミュージシャンのマネージャー・スタッフなら、少なくとも上記9項目は事細かくチェックするでしょう。本人のためにも、今後のためにも、組織運営に必要な”結果”のためにも。
では。
自戒の念をこめて、考察します。ライブ活動を頑張っているというキッズはぜひ読んでみてね。
#1 たくさん効果的な練習したか?
- ◆簡単に上達するオススメの方法↓
- リハスタで自分の演奏をたくさん録音し、たくさん聴く。
- 紙に書き出した歌詞に、赤ペンでチェックを入れ、改善。(ここでシャクっている/ここのピッチが悪い/ここの滑舌が悪い/ここがいつもモタる/ハネすぎている/…etc)
- 脱力!ヘタクソ野郎はだいたい無駄に力が入っている。(自戒の念!)
#2 最適化された宣伝広告はしたか?
ライブは集客、動員数がもーれつに重要です。
スカスカのライブハウスでライブをし続けると、『このひと、人気ないねんな・・・』というイメージを抱かれつつ音楽を聴いてもらうことになります。
スカスカのライブハウスでライブをする、ってことは経験値としては価値がありますが、”し続ける”のは毒です。害です。(吉田あきらが良い見本です。)
広告ではまず、自身を知ってもらうことから始まり、興味を持ってもらい、YouTubeやSNSなどで自身の音や人となりを確認してもらい、ライブの日にスケジュールを確保してもらって、チケット予約をしてもらって、会場までの交通費は自腹で来てもらわなければなりません。
ライブを楽しんでもらって、アンケートに記入してもらって、記念やご好意としてCDやグッズを買ってもらって、お家に帰ってHPを見てもらったりメールでのお知らせを確認してもらったりしつつ、次のライブにも来てもらわなければなりません。
乳児幼児や100歳を超えるような高齢者はターゲットではないはずです。どこの誰になぜ来てもらいたいのか、をはっきりさせて、的確な広告を打ちます。
ネット広告だけでもこんなにあります。どれが良いかは、すべてやってみて、細かく改善して、を繰り返して数字を見てみないとわかりません。
(自戒の念ー!!!)
- リスティング
- リマーケティング
- ソーシャルメディア
- ネットメディア
- データベース型
- アフェリエイト
- リワード
- ネイティヴ
- アドネットワーク
- DSP
- 純広告
- メール広告
- プレスリリース
- ホームページ
#3 衣装はバッチリか?
見た目は極めて重要です。その場にあった服装、自分の音楽性に合った服装をチョイスしたいところです。(スタイリスト募集 by 吉田あきら)
#4 ギターや機材のメンテはしたか? スペアはあるか?
チューニングが合わない、ノイズがひどい、なんて言語道断です。プロの音屋ならスペアくらい用意するべきです。持っていないなら、レンタルをしましょう。
(ココは、吉田はクリアしてます。)
そもそも、その楽器や機材自体が、自分の音楽性に合ったものですか?ってところも重要です。
ギターで例えると。
自分のギターのことや、ギターの音について、意識してますか??そのギターは、なぜそのような音が鳴っているのか知っていますか?
ギブソン、フェンダー、マーティン、などなど、ブランド名でサウンドイメージ持ってませんか?
憧れの誰かが使っているからという理由だけで、その楽器や機材を使っていませんか?
ギブソンのJ−200よりもデカい音が鳴るマーティンのO-18があるのをご存知ですか?
西野春平のガットギターは、100万円するスペイン製手工ギターを上回るほどのレベルであることをご存知ですか?
(西野ギターは、ギタリストの西川進さんやSaigenjiさんにも愛用されています)
PGMのギターは、100万円するフェンダーのヴィンテージを上回るほどのレベルであることをご存知ですか?
(PGMのギターは桑田佳祐さんや斉藤和義さんに愛用されています)
#5 音響・照明はバッチリか? 打ち合わせしたか?
SHOWとしての完成度を高めるために、音響&照明は凝るべきポイントです。ステージに立ってピンスポットをあびて歌うだけで成立するライブ、もあるかもしれませんが。
事前に音響・照明さんにライブの曲順や雰囲気がわかる音資料を渡して予習しておいてもらうべきです。それが音響・照明さんの仕事であり任務です。逆に、音響・照明さんは、自分が担当するアーティストに『事前に音ください』とお願いするくらいの気合が必要でしょう。そんな音響・照明さんは絶対に必要とされ、用いられるはずです。
音響・照明を含め、ライブ進行のノウハウはイベンターさんに相談するのも勉強になるでしょう。また、多くのライブを観るのもいいでしょう。
#6 体調は整っているか?睡眠は充分か?
二日酔いで、ストレッチもしないで、いきなり本番に臨むことが多いというウタウタイもいるでしょうが、Zeppや武道館でのライブとなると、そんなわけにもいかないでしょう?
(そもそも、立ったこともないお前が言うな、な件。)
#7 CDやグッズなどの物販は足りているか?
今後の経費を捻出しないと、制作やツアーができません。
スポンサーに頼るもよし、アルバイトをするもよし。でも音屋は音を売るのが商売です。肉屋は肉を、魚屋は魚を売ります。
(販売する!という意識はとても重要です。むしろ健全です。販売センスを磨くべきです。ええ、自戒の念!!)
#8 次につなげるためのフライヤーおよびアンケートは用意したか?
ご来場いただいたお客様の連絡先を伺わない、なんて失礼です。ありがとうを伝えたいし、新しい情報などをお知らせさせてほしいし、次回のライブにも来てもらいたいし。
はじめて観て、『あんまり好きじゃないな・・・』って思ったお客さんがなんと!アンケートに連絡先を書いてくれた、として。
何度か連絡をすることで、徐々に好意を持ってもらえるようになることがあります。そういう法則もあるくらいです。
(我ながら自戒の念。せめて、「ありがとう&これからもよろしくね」、は伝えたい。)
#9 曲順、MCを覚えて、何度もゲネったか?
ライブ当日のリハーサルは必要です。自分自身はもちろん、機材、音響・照明のトラブルを未然に防ぐことができます。設営は問題ないか?お客さんを迎え入れる体制は整っているか?をチェックするべきです。
当日、自分の仕事やアルバイトを本番ギリギリに終わらせて、そのままステージに立つ、なんてことがふつーにありますが、『なめてんのか』です。
(もっとも強い自戒の念!!)
本番直前の自分のコンディションを確認するべきです。もし不具合があったら、本番までに改善できるかもしれません。
当日のリハに加え、前日までに何度も何度もリハーサルを行うべきです。曲順を決め、MCを覚え、衣装に着替えて鏡の前で何度もゲネりましょう。
(自宅でも鏡の前で練習しましょう。これ、吉田はクリア。)
まとめ
ちゅーわけで、自戒の念&備忘録として書かせてもらいました。
プロ意識は一瞬で身につくものです。
そしたらすぐに行動、実践です。失敗を繰り返し、経験として仲間とシェアしたいです。
音楽はサイコーです。それはわかってましたが。。。
音楽活動ってヤつ、これがまたサイコーなんです。